脳神経外科で高血圧の治療?
高血圧は身近でありふれた病気です。しかも、ほとんどの場合は自覚症状を伴いません。
治療しなくても当面は何も困りはしないものです。
しかし、そこが怖いところなのです。高血圧は動脈硬化を引き起こして将来的に脳や心臓に病気を引き起こします。脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、狭心症などです。
もちろん、それ以外にも腎疾患や下肢の動脈閉塞などの病気も起こし得ます。でも高血圧がメインにターゲットとするのは脳と心臓なのです。
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血予防のために高血圧の治療は必須です。また高血圧が長く続くと脳の白質という部分が徐々に障害されて、脳血管性痴呆を生じることもあります。当院では脳を守るといった目的を持って、高血圧治療を日々行っています。高血圧が与える脳へのダメージを指標としながら治療を進めていきます。
一昔前に比べて、寿命は本当に延びて長生きの時代です。以前は致死的な脳出血が多かったのですが、高血圧治療が普及したため重症脳出血の患者さんは減っています。その代わり、高齢な方の脳梗塞が増えています。脳の病気は生活の自由を奪う一番の原因です。長生きの時代ですから、できるだけ元気で生活を楽しみたいものです。
|