糖尿病の患者さんは増えています
糖尿病というと、皆さんはどのようにイメージされるでしょうか。
糖尿病という名前をそのまま解釈すると、尿に糖分が混じっている病気となります。
ちょっとはしたなく、おしっこを外でしたら、そこに蟻が群がってくるなんてちょっと童話チックな場面でしょうか。私は小学生の頃から医師になって10数年経つ現在まで、そういった場面を必ず思い浮かべてしまいます。
しかし、糖尿病に対する認識は今は全然違います。医学を勉強する前は尿に糖が混じって何で悪いんだ?と疑問に思っていました。医師になってさまざまな経験を積んで思うことは、糖尿病は恐ろしいということです。
糖尿病はあらゆる臓器障害を引き起こします。成人以後の失明の原因1位、透析の原因の1位。また閉塞性動脈硬化症を起こして下肢切断や脳梗塞の原因となります。
糖尿病は治療可能です。食事療法、運動療法が基本として、場合によって内服治療、インスリン治療を行います。大概の患者さんでは良好な治療結果が得られます。
当院でも糖尿病の患者さんは多数通院されております。皆さん、真面目に治療に取り組んでおられて経過は順調です。これは事実です。何故かと言うと、自分の能力でカバーできる病状しか治療していないからです。自分の能力ではカバーしきれないと判断したときには迷わず専門医の先生にお願いしています。患者離れのいい医者は良い医者だと思います。
糖尿病があると脳の血管に狭いところができたり、いつのまにか脳梗塞ができていたりするので、脳の検査を行った方が望ましいと思います。実際、糖尿病専門の先生から脳の検査目的でご紹介を受けることも多いです。それぞれの専門分野を相互に生かしながら、患者さんの治療を行っていけたらと思っています。
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